再挑戦!
秋田県・最後の秘境 “小又峡”ハイキングと花の森吉山
を目指して空の旅✈


2018年に登場した新コース。
期待を胸に多くのお客様にご参加いただき羽田空港から飛び立った飛行機は、
大館能代空港へ向け着陸態勢に入ったものの・・・再び上昇することに!
天候不良のため着陸できず羽田空港へ戻ることとなった2018年。

あれから1年。

2019年6月26日(水)昨年のリベンジ組のお客様も多くご参加いただき、
「今年こそ!」と、快晴の羽田空港を飛び立ちました。
途中、雪を抱く飯豊連峰や月山を見下ろしながら、あっという間の1時間4分。
短い空の旅を楽しみ、ようやく無事に1年越しの大館能代空港に着陸です!!

能代観光のドライバーさんのお出迎えを受け本日の宿泊地森吉山荘へ。
ここで、モヒカンヘアーがお似合いのガイド、高杉琢磨さんと合流。早速、食堂で「秋田県産ぶたしゃぶ定食」の昼食をいただきました。

不要な荷物を置いて、小又峡へ出発。
太平湖グリーンハウスから、キタゴヨウ・クロベ・アキタスギなどの森の中を下りながら北清水桟橋へ。

森吉丸(18t)の到着を待ち乗船。
①森吉丸



水面を渡る心地よい風に吹かれ船長さんからの楽しい説明を聞きながら進みます。
途中、柱状節理の岩肌やめったに見ることのできない岸辺にあるクマ穴(もちろん今はご不在です)を近くまで寄って見せてもらいました。

明日登る森吉山も、少し雪を残した姿で青空をバックにくっきり!
昨年は着陸できたとしても天候は今一つ、「今年はお天気で良かった!」という声が聞こえました。

船を降り、小又峡桟橋から湖に沿って付けられた道をゆっくり歩きます。
雨の後で数量は多めとの事。水は少し茶色ですがこれは岩盤の上を流れるために地面に染み込み濾過される事がなく降り積もった落ち葉の色が付くためだそうです。

分岐を左に分けゴルジュ状の沢の上部に付けられた道を進むと、
②ゴルジュ

奥には三段の滝が現れます。
③三段の滝

パンフレットの写真より水量が多く迫力があります。
「袋田の滝より見ごたえがあるなー」との声も!


ここからは往路を戻ります。
帰路は、他に乗船する人はいないため、定刻より早めに出発。船長さんのスマホに収められた、秋の見事な紅葉の写真に「ここなら秋にもう一度来たい!」そんなご意見をいただきました。

バスまでの上り坂もゆっくり歩きながら15分ほどで到着。
宿に戻り、ちょっと熱めですが湯量豊富な温泉に入り、生ビールも含め飲み放題付きのおいしい夕飯をいただきました。


翌6月27日(木)も晴れ。
バイキング形式の朝食をいただき、「比内地鶏弁当」を持ってバスで阿仁ゴンドラ駅へ。

6人乗りのゴンドラに乗り17分間で標高1167mの山頂駅へ。ゴンドラからも、ホウノキ・イワガラミ・フキの花を見ることができました。

さあ、ストレッチをしてスタートです。
「花の森吉山」まさにスタート地点の足元にアカモノの群落!

お馴染みの、ゴゼンタチバナ・マイズルソウ・チゴユリ・タケシマラン。ウラジロヨウラクや額が花冠の根元についている、ガクウラジロヨウラク・アカミノイヌツゲ・ナナカマド・タニウツギ・ツクバネウツギなどの木々。

シラネアオイ・オオバキスミレ・ヒナスミレ・ハクサンシャクナゲ・ツクバネソウ・チングルマと種類も多く楽しい山歩きです。

休憩を取りながら1時間半ほどの歩行で1454mの森吉山山頂に到着。
岩手山や秋田駒を眺めながら写真タイム。
風が少しあり肌寒く、午後からは雨の心配もあるとの事で、お弁当は下で食べることにして往路を戻ります。

ゴンドラに乗るころにぽつりぽつり。後ろをゆっくり歩いていた数人が傘を出したりしましたが、先行チームは降られることなく山頂駅へ。山麓駅でゆっくりお弁当を食べました。ここで、お米やブルーベリーを作っているガイドの高杉さんからお米のプレゼント。うれしいお土産をいただいてガイドさんと別れです。
⑥ガイドの高杉さんとプレゼントのお米


雨も降りだし、山で降られなかったことに安堵しクウィンス森吉へ。ここは秋田内陸線阿仁前田駅の駅舎と隣接した入浴施設です。

楽しかった山旅もあとは無事羽田に戻るのみ、機材積み込み遅れで出発が少し遅れましたが、無事羽田に戻りました。
花良し、温泉よし。短時間で山頂に運んでくれる機動力を駆使し素晴らしい山旅でした。
(記録・写真  添乗員 上野ひろみ)

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