上野と行く!
夏のシャワークライミング
in 湯檜曽本谷&東黒沢


うだるような暑さに淵に飛び込むのも気持ちが良いのではと、企画したツアーも「一雨ごとに秋になる・・・」2020年9月13日(日)新宿の気温は22度。9日に水上周辺は記録的な大雨となり、谷川岳ロープウェイや温泉施設の休業・天気予報など不安材料もありましたが、めげずに出発!

今回のガイドは海外登山の経験も豊富な瀧根正幹さん(飛騨在住)と滝根さんのお知り合いで、沢の本を何冊も書かれている豊野則夫さん(沼田在住)のお二人。瀧根さんは、私の古い山友達とカナダ・アッシニボインに遠征に行っていたことがご縁で、今回の企画が実現しました。

 前日にお二人で下見に入ってくださり、水量は多いものの問題ないとの事。スタート時は、予想より早く雨が降ってきましたが、しばらくすると雨も上がりました。湯檜曽本谷に入渓する前に、フリクションヒッチのセットの仕方等、講習を受けました。最初からロープを出し、早速フリクションヒッチを使って左岸に渡渉。その後スクラム渡渉(写真①)の練習。
①スクラム渡渉

メンバーの組み方・並び方・水流に対する向きなど実践を交えながら説明を受けました。その後、ちょっとバランスを崩しそうな方を、他のお客様がさっとスクラム組んでフォロー。さすが、まいたびのお客様!!

何度か渡渉しながら、松ノ木沢出会へ(写真②)。
②松ノ木沢

滝根ガイドから「ここを登ります。」の一言に「え!!」とザワザワ。カラビナの掛け替えを下で練習した後、豊野ガイドがロープを伸ばします(写真③)。
③松ノ木沢へロープを伸ばす豊野のガイド

掛け替え場所にはガイドさんがチェック&フォロー(③)、場所によっては少し水しぶきを浴びながら登りました。ワンピッチ登った所から、ロワーダウン。往路を戻りました。163㎝の上野も足の付け根まで水に入ったので、早速土合山の家の温泉(400m離れた「谷川岳温泉湯吹きの湯」から引き湯)へ。夕食は、おばあちゃん手作りの梅酒で乾杯。カニや赤城牛・刺身こんにゃくなど、おいしく頂きました。

 14日(月)は、前日夕方から降った雨も上がり、朝食時は青空が広がり沢日和。ナメ滝(写真④)を超えて、ハナゲノ滝(写真⑤)へ。
④松ノ木沢F1途中

⑤ナメ滝

通常は鼻毛のような水量も、今回は迫力があります。皆さん、見るだけと思われたようですが、右岸にロープ3本を伸ばして進みます。一部高巻き白毛門沢出会手前の淵で希望者は泳ぎました。最初はみなさん躊躇していましたが、まずは瀧根ガイドが飛び込み(写真⑥)、一人二人と続きます。
⑦泳ぐ瀧根ガイド

⑥ハナゲノ滝

ちょっと泳ぐには涼しかったですが、おひさまの温もりを心地よく感じる事が出来ました。沢を下るのは緊張しますが、危険なところはロープを張って安全を確保します(写真⑦)。ハナゲノ滝は高巻き滝下へ。ここで皆さんスマホを取り出して記念撮影。
⑧安全を確保して下ります


 来年は、8月中に企画して!とのご意見も頂きましたが、無事終了。ガイドさんとお別れして、風和の湯で温泉に入り、道の駅みなかみ水紀行で遅めの昼食。地場野菜が豊富で安く販売されていたので、買い物も楽しんで新宿に戻りました。
 初めての企画で、装備のご説明など不足していた点など反省もありますが、「今までとは違う山の景色を見ることも出来、楽しい体験となりました。」そんな嬉しいお言葉を頂くことができました。

写真・文 添乗員 上野ひろみ