添乗員・上野と行く! 伊豆山稜線歩道縦走(天城峠~仁科峠~金冠山)【M1753】


DAY1

①伊豆山稜線歩道
伊豆山稜線歩道

2021年4月18日(日)。前日は低気圧に伴う前線の通過で大雨。
午前中は雨と強風が残るとの予報でしたが、夜明け前は星が輝き、快晴!!
西風が強く、休憩時は少し寒かったですが、1日目は概ね樹林帯でそれほど影響は受けませんでした。
過去、八丁池と合わせて1泊2日のツアーを2回に分けて秋と春に実施。
続けて参加できない方も多く今回は逆コースにして3日間で天城峠から、だるま山レストハウスまでの約35kmを歩きました。
靴マーク3!マーク1の表記は、1日目。2019年10月に伊豆半島に上陸した台風で被害を受けた登山道はほとんど修復されましたが、切れ落ちた斜面や狭い登山道もあり気を使います。今年は桜も開花が早く、個人的に下見に行った4月9日~10日にはマメザクラやアセビが満開!まさに「山笑う」下見しながら、幸せな気分を味わいながら歩きました。
散りかけたマメザクラに「来週お客様と来るから、散らずに待っていてね」と声をかけましたが、ツアー当日は、残念ながら所々に少し残る程度でした。でも、若葉がまぶしく、ブナの森やアセビ・シキミ・ドウダンツツジなど春の花を楽しむことが出来ました。

②イワボタン(ネコノメソウの仲間)
イワボタン【ネコノメソウの仲間】

(足元の小さな花たちは、多くが入れ替わっていて先頭を歩く私は、ドキドキ)

③シキミの花
シキミの花

三蓋山(みかさやま)の周辺は、ブナの森が拡がります。

④ブナの森
ブナの森

ツゲ峠は、峯(みね)ツゲの保護林。

⑤峯ツゲの花
峯ツゲの花

普段見かけるドウダンツツジとは、様子が違い大木となってそびえていました。
手引頭(てびきがしら)には、天城№1と言われるブナの大木があります。

⑥手引頭のブナの大木
手引頭のブナの大木

カンアオイも1か所見つける事が出来ました。

⑦カンアオイ
カンアオイ

種類も多く「アマギカンアオイ・タマノカンアオイ・カントウカンアオイ・ランヨウカンアオイ」などが伊豆では見られるそうです。
後藤山を越えると、ルートの様子が変わります。約15.9kmの長い道のり。昨夜の雨の影響もあり滑りやすい箇所もありましたが、夕方になってもきれいな富士山に迎えられ、仁科峠(にしなとうげ)で待つバスへあと一息

⑧仁科峠への下り
仁科峠への下り

今日のお宿は、舩原(ふなばら)温泉舩原館。
45度の源泉で加水・加温が無く「ものわすれの湯」と言われています。良いお湯で、嫌な事も忘れるけど、大事なことも忘れるとか・・・(これ以上忘れやすくなるのはちょっと困りますが、とても良いお湯です)蛇口から出るお湯も温泉です。
夕食は、明治時代の民家の囲炉裏で猪鍋やお狩場焼きを頂きました。
公共交通機関だけでは縦走するのが難しいコース。下見時もお世話になりました。

DAY2

2日目は時間的にゆっくり。おいしい朝食を頂き、出発。
仁科峠に戻り、舩原峠を目指します。

⑨今日も快晴!
今日も快晴!

風早峠(かざはやとうげ)で地元の方に「風早峠は風が強い峠だけれど、今日は風もなく良い天気で良かったね」と声をかけられました。週末の荒天で南アルプスも冠雪。

⑩冠雪した南アルプスと富士山を眺めながら
南アルプスも眺めながら

富士山に向かう縦走路を撮影、花を観察しながらのんびり歩きました。
舩原峠から2日目は伊豆の海も楽しもうと堂ヶ島へ。青の洞窟と言われる天窓洞を上から眺めて、展望台からは3月から9月の大潮にみられるというトンボロ現象も見る事が出来ました。

⑪堂ヶ島 トンボロ現象
堂ヶ島トンボロ現象

訪れた4月19日の干潮は15:46。4月中で14時から15時台で干潮が重なるのは5日程度。幸運が重なりました。潮が引いて歩いて渡れるのは、4月で15日位あります。
田んぼのお花畑を見学し、地物野菜などが豊富な「桜田より道売店」で買い物し、松崎漁港近くのホテル松崎へ。今日も温泉を楽しみ、夕食前に漁港からの夕日もパチリ
(水平線に沈む夕日は見れませんが・・・)。

⑫松崎港からの夕焼け
松崎港からの夕焼け

地魚のお刺身やサザエのつぼ焼き。ご飯は、途中で見学したお花畑の田んぼで作ったお米。このお米で作った焼酎もあり、地産地消の食材を堪能しました。

⑬海の幸も堪能
海の幸


DAY3

最終日も朝から青空が広がります。朝食前に一人散歩に行きました。
伊那下神社では早朝にもかかわらず宮司さんが色々と説明してくださいました。
時計塔の説明を読むと「この時計塔には『13』の文字が刻まれており松崎町には日常に無い特別な時間が流れている事を表現しています。」とありました。

⑭松崎町の時計台。13時まであります!
松崎町の時計台。13時まであります!

なまこ壁を眺めながら宿へ戻り、朝食を頂き舩原峠へ。
今日もアップダウンを繰り返しながら、一等三角点のある達磨山へ。西伊豆スカイラインを歩くことが多いので、平日に歩くように設定しています。車道沿いにも、ハチジョウキブシ・ナツグミ(その場ではわからず、帰宅してから調べました)なども…。

⑮ナツグミ
ナツグミ

古希山は、古希のお祝いに訪れる人で人気の山。展望も良く広いので、ここで昼食。

⑯古希山手前から達磨山と富士山
古希山

達磨山からは360度の展望。天城山・沼津アルプス・発端丈・葛城山・丹沢…
達磨山は天城4兄弟の長男で(万次郎・万三郎・長九郎山と続きます)由比・清水方面から見ると丁度だるまさんの姿に見えるそうです。

⑰駿河湾と富士山
駿河湾を眺めながら

⑱気持ちの良い草原(達磨山からの下り)
気持ちの良い草原が続く

戸田峠から金冠山へ。同じ道を戻るよりと管理道路経由で下山。

⑲金冠山から管理道路への下山
金冠山からの下り

最後に思い違いでミスしてしまいましたが、金冠山の分岐に戻り少しだけ残っていたヤマザクラが点在するスキー場のような防火帯を緩やかに下り(ちょっぴり登りもあり)ゴールのだるま山レストハウスへ。
修善寺湯の国会館で、温泉に入り東京に戻りました。
緊急事態宣言が再発令か?とのニュースが流れる中でしたが、舩原館はまいたびの為に貸し切りにしてくれるなど、感染防止に気を付けながら、ツアーを実施しました。
快晴の3日間!春の花と展望を楽しめた山旅でした。

文:添乗員 上野ひろみ
写真:添乗員 青崎涼子・上野ひろみ