西伊豆・三浦(さんぽ)歩道を歩く 雲見・石部・岩地



1恋人岬からの富士山
晴れれば好展望の恋人岬

新年最初のツアー・・・まさかの雨?雪?
2022年1月6日(木)
比較的お天気には恵まれる方なのに、昨日までの晴天がうらやましい…東京駅は曇り空。
新年最初のツアーの天気予報は曇りのち雨。
下山まで降らないでと願っていたのに、足柄SAでは早くも雪がちらちら!!
雨よりは雪の方が良いかしらなんて(負け惜しみではなく)言いながら、バスは標高574mの舩原峠(ふなばらとうげ)へ向かいます。
だんだん雪山の様相となり心配になってきました。
でも、温暖な西伊豆。峠から下ると雪は無くなり小雨。
晴天なら「山が恋人?」のお客様を恋人岬にご案内し、冠雪した南アルプスと富士山を眺めて頂こうと計画していましたが、堂ヶ島へ変更。
小雨の中、東屋で昼食、天窓洞をめぐる遊歩道を歩きました。
(写真は下見時の晴天の恋人岬)

2円の中の富士山
円の中の富士山

明日登る予定の烏帽子山を眺められる高通山(たかとおりやま)も、山頂はガスで展望が無く、三等三角点にタッチして早々に下山。

3高通山の三等三角点
高通山の三等三角点

松崎の豊崎ホテルへ。
豊崎ホテルは港の近くですが、なまこ壁や長七美術館など歩いて見に行ける距離にあるので、見学に行かれた方も。
夜のニュースで首都圏は雪でたいへんなことになっていることを知りました。
明日は晴天の予報。明日に期待して、おいしい海鮮料理を楽しみました。


最後に待ち受ける?507段の急な階段
2022年1月7日(金)
岩地海岸から歩き出します。
この辺りは1965年に松崎~石部(いしぶ)間にバスが開通する前は、伊豆の秘境と呼ばれていたそうです。
三浦(さんぽ)歩道とは、この地区にバスが通るまでの生活道路。
松崎町南部の岩地・石部・雲見の三地区を総称して、地元の人は「三浦」と呼んでいます。
岩地の集落の石段に使われているのは伊豆石のひとつ、長磯石。海底につもった火山灰が固まった凝灰岩の一種です。そんな長磯石が積み上げられた石垣と石段の「諸石神社」へ。石段を上った先に拝殿があり、さらに登っていくと本殿があります。

4諸石神社
諸石神社

集落を抜け長い石段を登って国道を渡りトレイルへ。
道標は整備されていますが、道は少々荒れ気味。スイセンの花を踏まないように歩きます。キダチアロエの花が国道沿いにもたくさん咲いています。

5キダチアロエの花
キダチアロエの花

石部漁港でトイレ休憩。
このコースは何か所かきれいなトイレが整備されていて助かります。トイレの奥には夏には水着で入れる平六地蔵の湯があります。

6平六地蔵の湯
平六地蔵の湯 無料です

伊志夫神社の脇から再びトレイルへ。黒崎展望台へ着くと富士山が迎えてくれました。

7黒崎展望台からの富士山
黒崎展望台 雲が取れて富士山とご対面

三競展望台は広くてベンチもあり昼食タイム。
残念ながら日が陰って少し寒くなり、そして富士山にも雲がかかってしまいました。
国道に降りると雲見霊廟。雲見霊廟は石切り場だった場所。
国道が整備された時に村の入口にあったお墓や石仏などを移設した場所です。

8中近東の遺跡のよう
雲見霊廟 中近東の遺跡のよう

雲見漁港には足湯があります。
(今回烏帽子山に登らずここで足湯タイムを楽しまれた方も)
ここからの富士山も楽しみでしたが、頭が雲の中。(富士山の写真は下見時のものです)

9牛月岩と富士山
牛月岩と富士山

10雲見海岸の足湯
雲見漁港の足湯

11思い出岬
思い出岬

思い出岬を経由して、烏帽子山へ。
かなりハードな階段と拝殿の先も階段が続き、中の宮の先は山道。
観光客の方も登ってきますが、皆さんは、ここまで歩いてきた疲れと、ザックの重さもあり最後にこの急な階段は大変でしたが、みなさん頑張りました。

12下りも慎重に
下りも慎重に

土砂崩れで途中までしか行けなくなってしまいましたが、千貫門の遊歩道へ。
途中の夕日の見える丘からは先ほど登った烏帽子山の山頂と千貫門が見えます。
浜に降りる事ができず残念。駐車場で待つバスまで歩いて戻りました。
大沢温泉依田の庄で温泉に入り、最後には茜色に染まる西伊豆の夕日と富士山を眺めながら、東京へと戻りました。

13千貫門遊歩道からの烏帽子山
烏帽子山

14展望台からの千貫門
千貫門

お天気は今一つでしたが、心配していたザレた斜面は前日の雨のおかげで滑りにくく、雪で滑って大変なことになっているのではとの心配もあったツアーでしたが、雪の影響はなく無事終了。
海と山の景色を楽しみながら歩いた山旅でした。

※写真は下見時に撮影したものを一部使用しました


<写真・文>
上野 ひろみ
日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージ1
信州登山案内人

<写真>
長田 由紀子
日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージ1