雪の赤城山(黒檜山)M4202



青空をバックに雪の花が満開
青空をバックに雪の花が満開

雪山の素晴らしさを好条件の赤城山で堪能

2022年1月19日(水)
新宿の気温は2度。
オミクロン株と感染拡大の影響を受けて、ご参加のお客様が減ってしまいましたが、快晴の都内を抜けて赤城山へ。平日のツアーは渋滞の心配も少なく順調に登山口へ到着。強い冬型の気圧配置であった昨日は強風に見舞われた赤城山。午前中は少し風が残るかと心配していましたが、風もなく穏やか。標高が上がるにつれ、霧氷がきれいで期待が高まります。

登山口
赤城山登山口

深田久弥さんは著書「日本百名山」の冒頭で、「山にはきびしさをもって我々に対するものと、温かく我々を包容してくれるものと、二種類ある。赤城山はその後者のよい代表である」と書かれています。
雪山初級の山とはいえ天候次第では厳しい冬山ですが、今回はまさに後者でした。
赤城山は、黒檜山(くろびさん)を主峰に、駒ケ岳、地蔵岳、荒山、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山からなるカルデラ湖の大沼(おおぬま・おの)と火山湖の小沼(こぬま・この)を含む複成火山で、日本百名山、関東百名山、上毛三山(榛名山・妙義山)に数えられる名峰です。
登り始めから20分ほど急登が続きますが、高度を上げて振り向けば大沼や霧氷の森に迎えられ、順調に歩を進めます。

霧氷の森
樹氷の森

風もなくおだやか
風もなく穏やか

山頂に着くと、標識に雪だるまならぬ高崎のだるま弁当の容器で作ったと思われるだるまさんが並んでいました。だるま弁当は、食べ終わった後は貯金箱にもなる優れもの。

赤城山頂標識と高崎だるま
赤城山頂標識と高崎だるま

三角点は雪の中から少しだけ頭を出していました。写真撮影後、展望地へ移動。
今日は雪をかぶった雄大な浅間山から谷川岳、至仏山と素晴らしい展望。ここで昼食。
通常は寒くて長くは休めない雪山ですが、今日はのんびり。昼食後、分岐まで戻り「絶景スポットへ60歩」地点にも寄り道し、関東平野と筑波山を眺めました。分岐に戻り駒ケ岳へ。

駒ヶ岳山頂
駒ヶ岳山頂

地蔵岳と小沼
地蔵岳と小沼

二か所ある鉄階段が中途半端に出ていて少し気を使いましたが、順調に下山。
バスに戻ると山好きなドライバーさんが「今日は今年一番の霧氷、と地元の方が言っていましたよ」と教えてくれました。

今年一番の霧氷
今年一番の霧氷

ツアー登山の魅力のひとつが下山後の温泉。
少ないバスの本数を気にしたり、着替えを背負って登る必要もありません。また、ツアーなら雪道運転が不慣れな人も心配なく登山口までアプローチ出来ます。

明治22年、13の村が合併し、南方に富士山が眺められることから富士見村と名付けられたという富士見町にある「富士見温泉見晴の湯ふれあい館」で入浴。

富士見温泉ふれあい館
富士見温泉見晴の湯ふれあい館

道の駅ふじみが隣接。重くなりがちな冬山装備のザックの事を忘れ、大袋で買ってしまった農産物。個人的にはその重さに新宿駅で少しだけ後悔しましたが、渋滞なく帰着。

次回は2月20日(日)にツアーが予定されています。
おかげさまで満席となっていますが、キャンセルが出る場合もありますので、興味のある方はお問合せ下さい。2月は積雪量も増え、違った表情を見せてくれることでしょう。

【写真・文 上野ひろみ】
日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージ1
信州登山案内人

写真提供:木村紀美子様