とことん奈良‘ゆきめぐり’ウォーク2月
~憧れの奈良ホテルに泊まって


1日目(2022/02/16) 27218歩
2日目(2022/02/17) 19156歩
この2日間で稼いだ歩数です(ツアー中だけでなく、朝晩一人で散歩したりもしていたので少し多めです)。
山でなく街歩きのプログラムでも、普段山歩きをされていて、足腰に自信ある方々と行く旅ならではの歩数ではないでしょうか。
アクティブに回る街歩き。2月は奈良、王道の東大寺。
奈良市の歴史の道を辿って見つけた景色を写真と共にいくつかご紹介します。
(画像をクリックすると拡大します)
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1日目ルート

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2日目ルート

「奈良公園はディズニーランドの10倍の大きさがありますからね!今日は歩きますよ。」
ガイドさんの言葉に、恐れるどころかニコニコしてしまう私たち。
歩くのは大好きな人が集まった旅ですからね。ローカットの靴紐をキュッと結び、春日大社に向かって出発。街中なのに豊かな森が広がる公園内は歩いていて気持ちよい!

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春日大社のシンボル、立ち並ぶ灯籠の参道を抜けてたどり着いた若宮神社入り口には、樹齢800年ともいわれる大楠が鎮座しており、山好きの私たちは参拝より前に、この威厳ある楠に釘付けになってしまうのでした。

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春日大社では、現在20年に一度「式年造替」が行われています。
有名な伊勢神宮や出雲大社で行われているのは「式年遷宮」、神様の家を作り替えるので引越ししてもらいます。こちらの春日大社の「造替」とはリノベーションで、朱色の塗り直しや檜皮葺屋根の吹き替えなどが行われます。
ちょうどリノベーションが終わった箇所があるということで、朱色輝くお社を見学。
こういうアップデートな情報は、現地ガイドさんが案内してくださるからこそ。

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若草山の山麓を通り抜け(山麓を歩いているときに「あら、今日は登らないの?」という複数のお声が出たのも、まいたび山ツアーならでは…)、お水取りの準備が進む東大寺二月堂を見学し、ハイライトとなる東大寺大仏殿へ。
「僕、修学旅行以来50年ぶりにここにきたけど、やっぱり良いねぇ」とつぶやく声に、皆様深く頷きます。そう、聖武天皇の「皆の力を合わせてつくりたい」という深い思いが1000年経っても伝わってくる、約15mの大きさの盧遮那仏(大仏)。いつだって何度だって来たくなる場所です。

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さらに、南大門内に安置されている(ガイドさん曰く)「ライザップで鍛え上げた以上の隆々たる筋肉美」な仁王像を鑑賞。
修学旅行生も外国人観光客もいない奈良公園。こんな静かに心ゆくまで見学できるのは今ならではの特権。

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西の迎賓館で歴史あるクラシックホテル、奈良ホテル。今回の旅のハイライトのひとつは奈良ホテルの宿泊。入口の赤絨毯からクラシックな佇まいで、いつ来てもワクワクしてしまう場所。

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秋山さん企画&ガイドのこの「とことんシリーズ」では、食事もお楽しみのひとつです。
この晩は奈良らしい、古い数寄屋造りの町屋を改装したレストランで、信楽焼の器に絵のように美しく表現された和洋折衷の夕食を美味しいお酒とともに楽しみました。

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2日目は、訪れることの少ない平城京の西側、奈良市「歴史の道」の一部を辿って歩きます。
住宅街であろう、なんてことない小さな駅を降りた途端、「自転車放置禁止」の看板の隣に何やら歴史ありそうな碑が何気なく立っているのをみると、奈良だなあと思います。

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飾ることなく気取ることなく、1400年の歴史と現代が同居している街。セブンイレブンの隣に、8世紀に建てられた喜光寺が並んでいる。このお寺は、東大寺を作るまえに雛型として作されたお寺。
サイズは小さいですが、見れば見るほど東大寺大仏殿にそっくりです。

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コロナになって、感染拡大のために手水鉢が使えなくなった寺社は多いですが、こうやって花手水にするのも良いですね。目と心をきれいにしてから本堂にお参りです。

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菅原天満宮の境内は、梅の良い香りで満たされていました。
バケツの水が凍っているくらい、東京よりも冷え込み激しい奈良でしたが、車でなく歩くスピードで街をみると、あちこちに早い春の気配は漂っているのに気づきます。

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近くにある地下通路を使わずあえて踏切を渡る、ガイドの秋山さん。
「僕はねえ、鉄道が好きなんですよ。この大和西大寺駅は奈良線、京都線、橿原線が乗り入れる、鉄道好きにはたまらない奈良一番のジャンクション駅なんですよ。鉄道ファンはわざわざこの駅を見に来るんですよ」と。
そう聞くと複雑な線路にロマンを感じてしまう単純な私です。

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駅前のおいしい小料理屋さんで腹ごしらえをした後は、引き続き歴史の道を北上し、この旅の最後の目的地、秋篠寺へ。

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事前に予習のために読んでいた本に、「僕が個人で再訪したい奈良の寺は、なんていったって秋篠寺だ」と書いてあり、個人的には期待値大。そして実際はその期待値を上回る素晴らしさでした。

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しっとりとした苔庭のアプローチの奥に現れたのが、すっきりとした佇まいの本堂(国宝)。
内部は写真が撮れず、ここでお見せできないのが残念ですが、伎芸天立像が優雅な笑みを浮かべ我々を迎え入れてくれました。
(この像の写真を購入された方がいらっしゃるのも納得です。不思議と惹きつけられる表情なのです…)

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全部の旅程を終え、バスを待つみなさんをパチリ。
奈良駅では、電車を待つ間に柿の葉寿司と顔よりも大きなサイズのどらやき「三笠」をお土産に買い込み、大満足の2日間を終え帰りの新幹線に乗り込みました。

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<文・写真>
添乗員/青崎涼子
通訳案内士(英語)、JMGA認定登山ガイド。
先日三浦海岸を歩いていたら春の空気と匂いを嗅ぎとりました。
季節がうつろいゆくのを敏感に感じられるのも山歩きの醍醐味のひとつだと思います。
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