花咲く山へシリーズ 花瓶山 添乗記
~春の妖精を探しに花瓶山~

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花瓶山登山口

「花瓶山?…かびん?」と思われた方!それは私です。
花瓶山(はながめやま 692m)は福島や新潟にも近く栃木と茨城の県境にまたがる、栃木百名山にも選ばれている山です。この時期イワウチワとカタクリの花の群落に出会える、と数年前に新聞で紹介されてから少しずつ名前が知られるようになりました。
まいたびではここ数年、3月下旬から4月初旬に日帰り登山の旅を実施。
今回4月5日出発のツアーに同行してきましたので、咲いていた山野草の様子をお届けします。

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イワウチワ

登山口をスタートして30秒。いきなりのイワウチワ群生のお出迎えでした。前日までの雨で水をたっぷり吸ったイワウチワたち。ピンク色の濃いものから白っぽいものまで、足元の時に一 、二輪、時に群落で我々登山客を出迎えてくれました。

稜線に出るまでの30分、実はかなりの急登だったのですが、そんな大変さは全て吹き飛ばすほどの可愛らしい花畑が広がっていて、写真を撮る時間もたっぷり取りながら、ゆっくりと歩を進めていきます。

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カタクリ群生地へ向かう

向山の山頂からは稜線沿いに伸びる道を北へ進みます。
細かくアップダウンを繰り返しながら私たちが期待に胸を膨らませるのは、看板にあるように「カタクリ群生地」。植林特有の天まで伸びるほどのまっすぐな木立、時折残るシラビソやブナの巨木の中を進みます。

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カタクリはどこにあるのかと思いながら進む道

…が、イワウチワのようにうまくはいきませんでした。
今年は雪が多かったためか全体的に花の出も遅いのでしょうか。一面緑の絨毯で、まだひと葉ふた葉が出ていても蕾の硬いカタクリたちでした。カタクリは気温17度になると花を開くと聞いたことがあります。緑の絨毯が紫色に代わるにはもう少し時間がかかりそう。自然は毎年気まぐれです。

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カタクリの様子。あと3日?1週間?

その後、本日の山頂花瓶山692m地点へ。
見晴らしはほとんどありませんが、可愛らしい山頂の看板を背景に登頂記念写真を撮り一息入れます。

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本日最高地点!花瓶山山頂にて

さらに600mほど進み「次郎ブナ」を目指します。巨木ブナが伐採されたばかりの裸地が左に、右はヒョロヒョロと背の高い杉林。と、その奥にありました、ありました。
ずっとこの山を見守ってきたであろう、お爺さん巨木。そっと幹に触り、大木からエネルギーを分けてもらいました。

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次郎ブナへご挨拶

沢沿いに滑りやすい道を下り、最後は3kmほどの林道歩き。
ああ今日も終わりかな、と思いきや、沢好きな植物たちが次々と現れ、最後には期待していたカタクリも花が開いた状態の場所もあり、皆さんと大いに撮影を楽しみバスへと戻りました。

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ニッコウネコノメは初めて会いました!

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キクザキイチゲも蕾から開花はじめの状態で

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皆が岩場に釘付け。その先にいるのは…

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ハナネコノメの群落!

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最後は開花したばかりのカタクリ集団にも会えて満足満足。

春一番の山野草の数々。人も少なく、ゆっくりと観察しながらの楽しい山歩きでした。