御坂毛無山~十二ヶ岳 添乗記
2022年4月23日(土)
富士山の北、御坂山塊は、東京から2時間弱で到着でき、日帰り山行に便利なアクセスしやすい山。なんといっても富士山の展望はピカイチ、さらに、御坂毛無山から十二ヶ岳の間は、ロープや鎖、吊り橋、小さいキレットと、変化に飛んだルートの楽しいコースを歩いてきましたので、ご紹介します。
今日のルートは御坂毛無山~十二ヶ岳。まずは、河口湖畔の道の駅から、今から登る山容の全貌を掴みます。
西湖と河口湖を結ぶトンネル近くにある登山口から毛無山山頂までは2時間。頭上に広がるクロモジが作り出す新緑のトンネルが、とにかく綺麗でした。
10時半に登山を開始して1時間40分。標高差600mを順調にあがり、12時過ぎには、富士山の絶景を眺めながらのランチタイム。
「みなさん、今日のコースは簡単だと思っていませんか?面白いのはここからです。ストックしまって、十二ヶ岳まで気を引き締めていきましょう」ガイド清野氏が叫びます。
長いロープの岩場を下ると待ち受けているのは、「ひとりずつ渡れ」の看板がある小さな吊り橋。
1 キロちょっとの距離を、2時間半かけてたどり着いた十二ヶ岳、1683m。面白く、そして遠かった!山頂には古い祠もあり、信仰の山なんだと感じさせてくれます。
西湖の麓に降りていく下のルートも急坂は続きます。ガイド清野氏の的確な指示のもと、慌てず、時間をかけてゆっくりと降りました。今年初めての夏日を記録した暖かな初夏の陽気のもと、「今日は天気が本当に味方してくれたね」という言葉に、参加された皆様も大きく頷くような、一日中、富士山大満喫のルートでした。

1日中余すことなくその姿を見せてくれた富士山。
<文・写真>
添乗員/青崎涼子
通訳案内士(英語)、JMGA認定登山ガイド。
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