上州吾妻耶山~大峰山縦走

1真田家の家紋六連銭
真田家の家紋 六連銭

共に「ぐんま百名山」に選定されている吾妻耶山と大峰山。吾妻耶山は「関東百名山」でもあります。山容が屋根の形に似ていることからその名前になったという説や伝説も残る吾妻耶山は、「地元民の信仰が厚く、明治の初年頃までは、9月3日、9日の祭日には参詣者が多く山道に露店が並ぶほどにぎわったそうです。」と説明版に書かれていました。

2022年5月17日(火) 前日の雨も上がり、曇り空ですが展望もあり、押田ガイドの山や雑学知識も交えた説明を聞きながら登山口へ。脇に除雪した雪がまだ残っていました。歩き始めるとすぐに、エンレイソウ・チゴユリ・ヒゲネワチガイソウなど春の花がお出迎え。仏岩を経て岩交じりの尾根や短いですが、ガレ場もあり、注意して進みます。途中キクザキイチゲの群生地やチゴユリもたくさん。
2チゴユリ
チゴユリ
3ツクバネソウ
ツクバネソウ

大きな岩がたくさんある深い谷を歩きます。ここでツルネコノメソウに出会いました。
4ツルネコノメソウ
ツルネコノメソウ

山頂手前の三角点に立ち寄り、急登を登りきると吾妻耶山山頂へ。山頂は木々に囲まれていますが、奥の開けた場所からは、谷川連峰・苗場山などを眺める事が出来ました。 山頂には、3つの石宮があります。石宮には、真田家の家紋。真田家の家紋といえば六文銭(ろくもんせん)が有名ですが、正確には「六連銭(むつれんせん、ろくれんせん)」または「六紋連銭(ろくもんれんせん)」というそうです。 ここで昼食。大峰山へ向かいます。登山道の脇には、ツボスミレ・タチツボスミレなど、たくさんのスミレが咲いていました。
5アリアケスミレ
アリアケスミレ

7スミレサイシン
スミレサイシン

大峰山の山頂は、平らな尾根上です。周囲の木々が成長し、残念ながら展望がありません。大峰山を越えると、急な鉄階段を下り、さらに長い登りの鉄階段が…
8下って登り返す長い鉄階段
下って登る鉄階段

大沼越えからは、短いですが急な下りに気を付けながら、大峰沼へ。大峰沼の浮島は、本州最大・最古との事。大峰沼は、以前はキャンプ場だった建物が残されています。
9大峰湖
大峰沼

ここからはワンピッチで終了。バスが待つ小沼近くの駐車場へ。トウゴクミツバツツジ・アズマシャクナゲなども見られ、ブナの新緑と春の花を眺めながら、ツアーならではの縦走コースでした。

【写真・文 上野ひろみ】
日本山岳ガイド協会
登山ガイドステージ1
信州登山案内人