荒島岳と伊吹山
紅葉を迎える名山を訪ねて
荒島岳山頂
2022年11月4日(金) 1日目
早朝の東京駅を出発し、途中駅から乗車のお客様を迎え一路米原駅へ。バスに乗り換え一気に9合目まで運んでくれる伊吹山ドライブウエイ。料金所でDVDをお借りして到着まで鑑賞。7合目あたりが紅葉の見ごろ。出発前の予報ではかなり冷え込むとのことでした。バスが登るにつれガスの中に突入。建物もうっすら見えるほど。晴天ならこんな展望が見れるのか…と、心の眼で眺めました。それでもガイドの押田さんの笑いを誘うトークに励まされ?元気にスタート。
本当はこんな展望が‥
カラトリカブト?
山頂で記念撮影。一等三角点は少し離れた場所にあります。中央コースの階段を直登すれば20分で到着という気軽さですが、まいたびは反時計回りに周回コース。花の時期はさぞ素晴らしいと思いながら歩きました。下りは看板の通り、急な個所もあり注意。下山口にマユミの実が冬枯れの風景に花を添えていました。お客様から手前にもたくさんあったのよと言われ、足元に花がないかなと探してばかり…たまには上を見上げないとだめですね。


注意を促す看板
バスに到着すると上空に青空が…琵琶湖がようやく見えました。登ってくるとき道路の上から写真を撮っている人が見えたので、ドライバーさんにお願いして標高900m付近の上平寺越駐車場に立ち寄りました。晴天時は南アルプスの山々を望めるということでしたが、今回は雲の中。それでも白山を見ることができました。
滋賀県から岐阜県へ移動。明日の昼食を購入しお宿へ。美味しい夕食をいただき明日に備えます。
朝焼けの空と雲
まだ暗い中、宿を出発。勝原(かどはら)の駐車場に到着。歩き出すころには明るくなってきました。今日は快晴予報の土曜日。駐車場には既に乗用車が何台も停まっていました。
シャクナゲ平
シャクナゲ平からはもち壁と呼ばれる鎖やロープのかかった岩場が続きます。下山してくる方とのすれ違いも多くなってきました。
まさに360度の展望
青空と秋色
下り始めると登ってくる方も多く、すれ違いに時間がかかります。人数が多くご迷惑をおかけしないようにパーティーを2つに分けてスムーズなすれ違いを心掛けました。ロープのかかる岩場を慎重に降り、シャクナゲ平でさらに続く下りに備えてストレッチ。「朝、こんなに登ったっけ?」そんな言葉が聞かれましたが、みなさんしっかり歩いていただき、無事下山。
ススキと紅葉
登山バッジが売っている越前大野の結楽座に立ち寄りました。結楽座の近くからは、大野城も眺める事が出来ます。そして温泉へ。食堂が昼と夜だけの営業でビールの自販機がないとの情報もありましたが、フロントで購入できることが分かって一安心。
道の駅恐竜渓谷かつやま
飛行機の出発まで少し余裕があったので、道の駅 恐竜渓谷かつやまに立ち寄りました。バスを降りると夕焼けに染まる山々がきれい。恐竜の写真を撮って山の写真を撮ろうと振り向くと既に輝きを失っていました。ほんの一瞬でした。帰路は小松空港から羽田へ。全国旅行支援が始まりほぼ満席の飛行機で羽田へ。1泊2日で百名山2座登頂。伊吹山のガスが残念でしたが、「楽しかった」と、お客さまに言っていただけました。
紅葉と豊かな森、そして展望を楽しんだ山旅でした。
【写真・文 上野ひろみ】
日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージ1
信州登山案内人
【写真 岡野明子】
日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージ1
↓現在ご予約受付中の近畿方面の山旅はこちら↓
2023年1月22日(日)1泊2日 M1835 金勝アルプスと近江富士(三上山)湖南アルプス北部を歩く
2023年4月1日(土)2泊3日 M2015 熊野古道 中辺路/史跡も豊富な代表コース
↓現在ご予約受付中の近畿方面の山旅はこちら↓
2023年1月22日(日)1泊2日 M1835 金勝アルプスと近江富士(三上山)湖南アルプス北部を歩く
2023年4月1日(土)2泊3日 M2015 熊野古道 中辺路/史跡も豊富な代表コース