荒島岳と伊吹山
紅葉を迎える名山を訪ねて


1荒島岳山頂
荒島岳山頂
 
2022年11月4日(金) 1日目
早朝の東京駅を出発し、途中駅から乗車のお客様を迎え一路米原駅へ。バスに乗り換え一気に9合目まで運んでくれる伊吹山ドライブウエイ。料金所でDVDをお借りして到着まで鑑賞。7合目あたりが紅葉の見ごろ。出発前の予報ではかなり冷え込むとのことでした。バスが登るにつれガスの中に突入。建物もうっすら見えるほど。晴天ならこんな展望が見れるのか…と、心の眼で眺めました。それでもガイドの押田さんの笑いを誘うトークに励まされ?元気にスタート。
2本当はこんな展望が・・・
本当はこんな展望が‥  

伊吹山は花の百名山。売店で早速伊吹山の花の本を購入。でもすっかり初冬の気配。足元にはリュウノウギクがかろうじて残っていました。他にも数株お花がありましたが、同定ができませんでした。
3カラトリカブト?
カラトリカブト?
4伊吹山
伊吹山

山頂で記念撮影。一等三角点は少し離れた場所にあります。中央コースの階段を直登すれば20分で到着という気軽さですが、まいたびは反時計回りに周回コース。花の時期はさぞ素晴らしいと思いながら歩きました。下りは看板の通り、急な個所もあり注意。下山口にマユミの実が冬枯れの風景に花を添えていました。お客様から手前にもたくさんあったのよと言われ、足元に花がないかなと探してばかり…たまには上を見上げないとだめですね。
5注意を促す看板
注意を促す看板
6上平寺越駐車場からの紅葉
上平寺越駐車場からの紅葉

バスに到着すると上空に青空が…琵琶湖がようやく見えました。登ってくるとき道路の上から写真を撮っている人が見えたので、ドライバーさんにお願いして標高900m付近の上平寺越駐車場に立ち寄りました。晴天時は南アルプスの山々を望めるということでしたが、今回は雲の中。それでも白山を見ることができました。
滋賀県から岐阜県へ移動。明日の昼食を購入しお宿へ。美味しい夕食をいただき明日に備えます。

2022年11月5日(土) 2日目

7朝焼けの空と雲
朝焼けの空と雲

まだ暗い中、宿を出発。勝原(かどはら)の駐車場に到着。歩き出すころには明るくなってきました。今日は快晴予報の土曜日。駐車場には既に乗用車が何台も停まっていました。
最初は舗装路の急坂。小石がゴロゴロした道を上り、昔のリフトの終点が荒島岳登山口。ここからさらに急登が続きます。
8巨木のパワーに癒される
巨木のパワーに癒されます
9ブナの実
ブナの実

白山ベンチからは山頂付近が少し白くなった白山。そして別山。しばし撮影タイム。シャクナゲ平を目指します。ぶなの森と色づいた木々が素敵です。
10シャクナゲ平
シャクナゲ平
11ツルリンドウの花と実
ツルリンドウの花と実

シャクナゲ平からはもち壁と呼ばれる鎖やロープのかかった岩場が続きます。下山してくる方とのすれ違いも多くなってきました。
山頂手前の日陰には朝に降りた霜柱が少し残っていました。風もなく心配していたほど寒くもなく(相変わらず半袖の私)順調に山頂に到着。
12まさに360度の展望
まさに360度の展望
13素敵な荒島岳の空と雲
 素敵な荒島岳の空と雲

快晴の山頂は多くの人でにぎわっていました。これまで眺めてきた白山の左には雪をかぶった北アルプス・乗鞍岳・御嶽山・中央アルプス・南アルプス、そして恵那山とパノラマを楽しみました。ここでランチタイム。
14青空と秋色
青空と秋色

下り始めると登ってくる方も多く、すれ違いに時間がかかります。人数が多くご迷惑をおかけしないようにパーティーを2つに分けてスムーズなすれ違いを心掛けました。ロープのかかる岩場を慎重に降り、シャクナゲ平でさらに続く下りに備えてストレッチ。「朝、こんなに登ったっけ?」そんな言葉が聞かれましたが、みなさんしっかり歩いていただき、無事下山。
15ススキと紅葉
ススキと紅葉
16大野城
大野城

登山バッジが売っている越前大野の結楽座に立ち寄りました。結楽座の近くからは、大野城も眺める事が出来ます。そして温泉へ。食堂が昼と夜だけの営業でビールの自販機がないとの情報もありましたが、フロントで購入できることが分かって一安心。
17道の駅恐竜渓谷かつやま
道の駅恐竜渓谷かつやま
18新たな名物?ドジョウのから揚げ
新たな名物?ドジョウのから揚げ

飛行機の出発まで少し余裕があったので、道の駅 恐竜渓谷かつやまに立ち寄りました。バスを降りると夕焼けに染まる山々がきれい。恐竜の写真を撮って山の写真を撮ろうと振り向くと既に輝きを失っていました。ほんの一瞬でした。帰路は小松空港から羽田へ。全国旅行支援が始まりほぼ満席の飛行機で羽田へ。1泊2日で百名山2座登頂。伊吹山のガスが残念でしたが、「楽しかった」と、お客さまに言っていただけました。
紅葉と豊かな森、そして展望を楽しんだ山旅でした。

【写真・文 上野ひろみ】
日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージ1
信州登山案内人
【写真 岡野明子】