栃木三峰山~セツブンソウ・フクジュソウ・紅梅

2023年3月3日(金)
快晴のひなまつりに木曽の御嶽信仰を伝える霊山として信仰されてきた栃木三峰山へ。永野御嶽山、鍋山等とも呼ばれています。奥谷ガイドと添乗スタッフ2名(楠元・安井)で行ってきました。

東京駅を出発し、登山口となる御嶽山神社に到着。

1,御嶽山一周案内
御嶽一周案内

登山準備、境内に咲くセツブンソウやフクジュソウ・梅の花を愛で、参拝も済ませスタートです。

2,登山口
登山口

信仰の山らしく登山道には、多くの石祠が祀られています。

3,石の祠が並ぶ登山道
石の祠が並ぶ登山道

石がゴロゴロしていたり、片側斜面が切れていたりで要注意の登山道。ゆっくりと足を進めていきます。

4,急登の登山道
急登の登山道

途中にある「御岩戸」には御嶽大神が祀られています。一枚岩にステップが刻まれ鎖が掛けられた先にやっと一人が通れるくらいの入口があります。

5,お岩戸入口
お岩戸入口

残念ながらツアーでは脇を通るだけですが、プライベートで訪れた時の岩戸の中は神々しい異空間でした。写真を載せておきますね。

6,岩戸の中
岩戸の中

急登の樹林帯を抜け稜線に出ると、奥の院までは緩やか。展望も広がって、雪化粧した日光連山が綺麗に見えていました。

7,日光連山
日光連山

奥の院は日本創生の神様「造化三神」と呼ばれる神皇産霊尊(カミムスビノミコト)、天之御中主尊(アメノミナカヌシノミコト)、高皇産霊尊(タカミムスビノミコト)の立像が並んでいるパワースポット!

8,奥の院 造化三神
奥の院 造化三神

こちらでお昼休憩。雲一つない青空ですが、風が少し冷たいかったですね。休憩後は、剣ヶ峰を経て三峰山へと向かいます。三峰山は石灰の山で、山の西側は石灰石採石場となっていて、発破作業のドン! という音も聞こえてきました。登山道にはフェンスやロープが張られ、立ち入り禁止になっています。

9,ロープの右側は立ち入り禁止
ロープの右側は立ち入り禁止

急なアップダウンを繰り返し、三峰山山頂到着。樹林の中に祠と三角点があるこじんまりとした山頂です。

10,三峰山山頂
三峰山山頂

山頂を後にして下山です。途中、倶梨伽羅不動(くりからふどう)をお祀りする大きな洞窟があります。皆さん、中へ中へと入ってみたりして、でも中は行き止まりでした。

11,倶梨伽羅不動
倶梨伽羅不動

あとは急坂に気を付けて神社まで下山完了! 樹林帯歩きが多いこのお山。花粉症の皆様には酷だったようです。くしゃんくしゃんとくしゃみの音が…大変そうでした。
この後は、バス移動してセツブンソウの自生地「四季の森・星野」でお花鑑賞です。石灰質の地質がセツブンソウに向いているらしいです。ここには黄色いセツブンソウが咲いているというので探してみました。
白よりはちょっと大柄で、セツブンソウのイメージとは違う感じ? やっぱり白いセツブンソウの方が小さく可憐でいいかな?!

11,節分草と福寿草
セツブンソウとフクジュソウ

こちらの観光駐車場に「焼き芋200円」の文字! 花より団子?! 奥谷ガイドを筆頭に、スタッフ、ドライバーさん、お客様みんなで、焼き芋タイムとなりました(笑)
しっとり甘いサツマイモの品種はシルクスイート!

12,焼き芋タイム
焼き芋タイム

お腹も満たされ、最後に縄文式住居が復元された星野遺跡公園に立ち寄って帰路に着きました。

13,星野遺跡公園とバックに三峰山
星野遺跡公園とバックに三峰山(別日に撮った写真です)

山にお花に焼き芋を楽しんだ早春の一日。参加していただいた皆様、ありがとうございました♡


【文・写真】安井美和 
日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージⅠ
通訳案内士(韓国語) 

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