三床山縦走
三床山~二床山~一床山

1アカヤシオ
アカヤシオ

2023年3月21日(火)春分の日
「別名田沼アルプスと呼ばれ、低山ながらも適度なアップダウンや岩場があり、百名山13座を望む展望と爽快な尾根歩きが楽しめるコースです。」とパンフレットに紹介されている「三床山(みとこやま)縦走」。
押田ガイドと上野で春の花も楽しみながら歩いてきました。東京駅を出発し、道の駅どまんなかへ。登山口にトイレがないのでここで登山準備。そしてこの道の駅は農産物をはじめ、豊富な品揃えで人気の道の駅です。祝日なのでなおさらですが、朝10時前でしたが多くの方が訪れていました。農産物は下山後だと売り切れてしまうことがあるそうで、少し長めに時間を取りましたがレジが長蛇の列であきらめてしまった方も…。

2道の駅どまんなか
道の駅どまんなか

3道の駅の足湯(無料)
道の駅の足湯

登山口にはヤマビルや熊出没注意の看板。下調べ中にそんな情報もあったので、念のためヤマビルファイターを持参しましたが見かけませんでした。
鹿島神社に立ち寄りスタート

4ヤマビルには遭遇しませんでした。もちろん熊も
ヤマビルには遭遇しませんでした。もちろん熊にも。

5鹿島神社
鹿島神社

歩き出すとすぐに足元や登山道の脇に春の花たち。

6カキドウシ
カキドウシ

7モミジイチゴ
モミジイチゴ

8ミツバツチグリ
ミツバツチグリ

9カタクリ
カタクリ

他にもウグイスカグラ・ネコノメソウ・たくさんのスミレ。歩きながらは同定が難しいので写真に収めましたが、それがピンボケでがっかり。三床山手前の急登を登り切れば山頂。アカヤシオの花が迎えてくれました。途中ですれ違った人もWBCの準決勝の様子をラジオで聞きながら歩いていました。山頂でお客様が「日本が5‐3で負けている、もうだめだなー。」「あら、残念」そんな会話があった後、下から登ってくる他のパーティーが大騒ぎ。その時は山で偶然知り合いにでもあったのかと思いましたが、村上選手が逆転サヨナラヒットを打って日本が決勝に進んだ瞬間だったようです。

10三床山
三床山

11二床山
二床山

12百名山13座が見えるという一床山
百名山13座が見えるという一床山

一床山からは、360度の展望が楽しめます。冬場の条件の良い日には、下記の百名山13座が眺められるとの事。
男体山、日光白根山、皇海山、赤城山、浅間山、赤岳、金峰山、甲武信岳、雲取山、両神山、丹沢山、富士山、筑波山
今回は、残念ながらそこまでの展望を得る事はできませんでしたが、お花にはたくさん出会えました。

13ヒサカキの雄花
ヒサカキの雄花

14トウゴクミツバツツジ
トウゴクミツバツツジ

15フモトスミレ
フモトスミレ

16登山口はソーラーパネルがたくさん
登山口にはソーラーパネルがたくさん

猪が掘り返した林道を経てスタート地点に戻りました。そして再び道の駅へ。足湯に向かわれた方もいましたが、混雑していてあきらめたそうです。残念。
今回上野は急遽ピンチヒッターでの添乗でしたが、春の花にたくさん出会うことができて、冬の間に硬くなった頭の中の花の引き出しを少し開けることができました。花も展望もあり、変化にとんだ面白いコースです。

写真・文 上野ひろみ
日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージ1
信州登山案内人

↓現在ご予約受付中の日本アルプスの山ツアーはこちら↓