笠取山 多摩川源流
お久しぶりです、青崎です。今年は早くも本州が梅雨に突入。
毎日続く雨マークの天気予報に、はぁ、とため息つく日々ですが、でも実際は毎日雨が降っているわけではない。晴れ男、晴れ女が勢揃い、青空広がる6月初旬の平日、笠取山に出発です。
2023年6月1日(木)
2023年6月1日(木)
この日の目的地、笠取山1953mは、山梨百名山のひとつですが、それよりも有名なのは多摩川の水源地となっている山ということでしょうか。
今回の参加者の方々も、「水源地」への興味を持ってご参加の方が多かったようです。当然山深く、山梨県と埼玉県の県境に位置し、アクセスがちょっと面倒。
今回の参加者の方々も、「水源地」への興味を持ってご参加の方が多かったようです。当然山深く、山梨県と埼玉県の県境に位置し、アクセスがちょっと面倒。
中央自動車道を勝沼インターチェンジで降り、ぶどうや桃、さくらんぼ畑が続くフルーツライン、さらに青梅街道へとつながる国道411号線、そして最後はくねくね林道をつなぎ、ようやく登山口へ。
(面倒な登山口への移動こそ、ツアーでバスに乗ってしまえば楽々なのが嬉しいですよね)。
(面倒な登山口への移動こそ、ツアーでバスに乗ってしまえば楽々なのが嬉しいですよね)。
標高1300m、作場平登山口へ立つと、空気も少しひんやり。
奥深い山の登山口にもかかわらず、駐車場の立派なトイレ、立派な看板、トレイル上にある案内板は、東京都水道局の水源林だからこそでしょう。「水源地ふれあいの道」として、登山道はきれいに整備されています。
ひのき、カラマツ、ハウチワカエデ、ミズナラ、リョウブ、ブナ、トウヒなどと、よく整備された針葉樹、広葉樹のミックスが作り出す新緑の美しい森、左右から聞こえてくる小川のせせらぎ、初夏ならではの野鳥のさえずり、なんとも気持ちの良い登山道。足元には、クリンソウ、ニリンソウ、シロバナノヘビイチゴ、キバナノコマノツメなどが咲き誇ります。
ここから先の山頂近辺は、少し岩場なアスレチック感もあり、ピリリとした緊張感も変化があって楽しい。さらにはお花畑! 南斜面にミツバツツジ、北斜面に石楠花と、ピンク色に溺れた1時間でした。
そうそう、多摩川源流となる「水干」もしっかり確認。ここから138km先、東京湾まで続いているのだなぁと感慨深い。美しい森、水、ツツジ&シャクナゲと、見どころの多い素敵な山でした。
これから、東京の自宅で水道の蛇口を捻るたびに、この山のことを思い出せそうです。
【文、写真とも】
青崎涼子
今年はようやく海外からのお客様と日本を歩く機会が戻ってきました。
「水が豊富だね」という感想をよくいただきます。狭い土地、急峻な山、多い降水量。
清らかな水が作り出す日本の山の景色は美しいですね。この夏も楽しんで歩いていきましょう!
↓現在ご予約受付中の山梨百名山の登山ツアーはこちら↓
2023年6月25日(日) M3007 金峰山 塩山駅集合解散
2023年8月2日(水)M3133 三ツ峠山クラシックルート レンゲショウマと夏~秋の花
2023年8月19日(土)M4333 赤岳縦走 真教寺尾根~赤岳~文三郎尾根【歩行能力UP講座・上級編】
「水が豊富だね」という感想をよくいただきます。狭い土地、急峻な山、多い降水量。
清らかな水が作り出す日本の山の景色は美しいですね。この夏も楽しんで歩いていきましょう!
↓現在ご予約受付中の山梨百名山の登山ツアーはこちら↓
2023年6月25日(日) M3007 金峰山 塩山駅集合解散
2023年8月2日(水)M3133 三ツ峠山クラシックルート レンゲショウマと夏~秋の花
2023年8月19日(土)M4333 赤岳縦走 真教寺尾根~赤岳~文三郎尾根【歩行能力UP講座・上級編】