アポイ岳・樽前山・恵庭岳
北海道、日本二百名山と花の山旅
2泊3日で登ってきました札幌出身、添乗員の渡辺四季穂です。
地元北海道の山を登るのはお仕事では初めてで、個人的にすごく楽しみにしていたツアーです。(笑)
2023年6月7日(水)1日目
日本二百名山の樽前山。雲が多めな新千歳空港。空港から登山口まで車で1時間ほど。お手軽だけど、景色が素晴らしいとっても人気のお山です。登山口に着くとやはり雨がポツポツ。稜線に出る頃には少し強くなる予報だったのでレインウエアの上下を着て出発。
残念ながら羊蹄山や海の方は見えませんでしたが、周りの山は見えてましたね!風不死岳、明後日登る恵庭岳も支笏湖の後ろにバッチリ見えてました。
ウコンウツギが咲き乱れ、見頃でした。エゾイソツツジ、マイヅルソウも咲いてました。
樽前山から支笏湖を望む
ウコンウツギが咲き乱れ、見頃でした。エゾイソツツジ、マイヅルソウも咲いてました。
マイズルソウ
分岐に近づくにつれて、激しくなる雨と風。視界も悪くなってきました。稜線に出ると予想以上の爆風でしたが、山頂まであと少し!
強風吹き荒れる稜線
皆さん頑張りましたね!頑張ったおかげで雲がサーーーっと取れて溶岩ドームが!飛ばされそうになりながら、山頂で写真を撮ってすぐに下山となりました。樽前山山頂
この日はアポイ岳の登山口にあるアポイ山荘に宿泊なので、大移動。美味しい食事とお風呂でさっぱり、旅の始まりに乾杯し早めに就寝。晴れ予報の明日にワクワク。2023年6月8日(木)2日目
快晴! といってもいいでしょう!メインイベントのアポイ岳。朝食(様似町名物のつぶ貝とタマゴのサンドイッチ)をいただき出発です。
いざ、アポイ岳へ!
アポイ岳は標高810mという低標高にもかかわらず約80種の高山植物が生育し、固有種は20種近くと世界的に見ても極めて稀な地域と言われています。ヒダカソウなどの固有種が知られていましたが、1990年代に100株ちかくと大規模な盗掘があり、植物相に大きなダメージが生じてしまいました。その後2015年には世界ジオパークに認定されいます。5合目の避難小屋までは樹林帯を歩きます。
アポイ岳バックに写真を撮ったり、小休止。エゾコウゾリナ、アポイアズマギクなど早速、固有種も見られます。
ヒロハヘビノボラズ
アポイヤマブキショウマ
ミヤマオダマキ
キタヨツバシオガマ
ツマトリソウ
チングルマ
アポイクワガタ
サマニユキワリ
アポイカラマツ
チシマキンレイカ
キンロバイ
チシマフウロ
アポイタチツボスミレ
ヒダカイワザクラ
群生していたりする所や初めて見る固有種に歓声が上がるほど!たっぷりとお花を堪能しながら山頂へ。
アポイ山荘のオニギリをいただき下山。また行きとは違う景色に写真撮ったり楽しんでいただけたのではないでしょうか。翌日は恵庭岳ですので、初日の樽前山方面に戻ります。
途中、新冠の道の駅で「ピーマンソフトクリーム」をいただいたり、北海道のコンビニ、セイコーマートにて明日の行動食などを調達し、この日のお宿は支笏湖休暇村。
アポイ山荘のオニギリをいただき下山。また行きとは違う景色に写真撮ったり楽しんでいただけたのではないでしょうか。翌日は恵庭岳ですので、初日の樽前山方面に戻ります。
途中、新冠の道の駅で「ピーマンソフトクリーム」をいただいたり、北海道のコンビニ、セイコーマートにて明日の行動食などを調達し、この日のお宿は支笏湖休暇村。
2023年6月9日(金)3日目
残念ながら予報通りの雨。登り初めはそれほどひどくはなかったですが、レインウェアを着て出発。
昨日と比べ気温も低め。駐車場でも少し風があるので、稜線に出るとかなりの風が予想されました。
昨日と比べ気温も低め。駐車場でも少し風があるので、稜線に出るとかなりの風が予想されました。
恵庭岳登山口
なかなか厳しい条件でしたが、途中華やかなピンクのタニウツギやマイヅルソウ、ズダヤクシュがチラホラ。恵庭岳の核心部の長〜いロープ。ドロドロで上がるのが大変でしたがなんとか第一見晴台まで上がりましたが、ここまででびしょ濡れの上、稜線は爆風、気温も低めでしたので残念ながらここまでとなりました。しかし下りもロープが続きます。気が抜けません。慎重に声をかけながら一歩ずつおりました。最初に通過した堰堤はカフェオレ色を通り越した、ミルクティー色の川状態に。
中日だけの晴れでしたが、お花いっぱいの春から初夏に移り変わる北海道のお山、楽しんでいただけたでしょうか?またご一緒できる事楽しみにしております。
【写真・文:渡辺 四季穂】
↓現在ご予約受付中の北海道の山旅はこちら↓
2023年7月25日(火)M1003 利尻山登頂 最北の日本百名山へ
2023年8月1日(火)M1037 大雪山・旭岳と羊蹄山 名峰2座と温泉を楽しむ
2023年9月12日(火)M1052 十勝岳と旭岳 2泊3日 紅葉の時期に時間にゆとりを持って歩きます
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