山伏と行く! 谷川岳
トマの耳
2023年6月21日(水)
山肌を彩る残雪が美しい時期に名峰・谷川岳へ山伏と一緒に歩くというお馴染みのシリーズです!
山伏は埼玉県毛呂山にある高福寺の住職を務める萩原裕史氏。谷川岳にて山伏で住職の白装束の萩原ガイドと合流。
萩原ガイド
今日の山の説明と修験の教えのお話しをしていただきました。
「例えば、天気が悪かったり、体調が悪かったり、前の人が遅かったりしたりしてイライラしたり、疲れたり、何かしらがあって今日の目的の山に登れないかもしれない。ネガティブに考えてしまうとそういう結果になってしまうことがある。でもそれを人のせいにしたり何かのせいにしたりそういうせずに、目標の山に登れなかったとしても今日はこういう日なんだとその結果をそのままうけ受け止めましょう。」
というようなお話を聞いてから出発です。いつもとは少し違う気持ちで、お山に向かえるような気がしますね。ロープウェイにて天神平まで標高を稼ぎます。
日本三大急登の一つ「西黒尾根」ではなく、本日は天神尾根を行きます。熊穴沢避難小屋で昼食をとり、まずは肩の小屋へ向かいます。鎖やロープあり、グングン登っていく尾根。景色は最高です!
肩の小屋の少し上で山伏が法螺貝を吹き、お経をあげます。なかなか見られない光景で、他の登山者も興味津々。
法螺貝を吹く萩原ガイド
ここから山頂まではもう少し。山頂までの登山道は高山植物が綺麗でしたね〜
奥のオキの耳1977m、手前のトマの耳1963m。芝倉岳へ続く稜線も綺麗には見えていました。
ハクサンイチゲ
サクラソウ
下山する山伏御一行
萩原ガイドから最後に、
「今日登れたことは、「私だから」ではなく「私でも」登れた。今日1日有り難し。という気持ちが大切。有り難しとは「有ること」が「難しい(むずかしい)」という意味で、「滅多にない」や「珍しくて貴重」なことなんですよ。」とおっしゃっていました。
梅雨の時期にも関わらず、お天気の中歩けてありがたい1日でした。「山伏と行く!」シリーズは、この後も「月山」「鳳凰三山縦走」「釈迦ヶ岳」と続きます。
是非ぜひ、一度山伏と歩いてみてください! 新たな気持ちで山と向き合えるかもしれません!
【写真・文:渡辺 四季穂】
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2023年9月20日(水) 山伏と行く! 鳳凰三山縦走 韮崎駅集合解散
2023年10月26日(木)山伏と行く! 釈迦ガ岳 大峰奥駆道の二百名山 新大阪駅集合解散