利尻山と礼文フラワーハイキング
こんにちは! 青崎です。蒸し暑い東京を離れて、最高気温19度と涼しい北海道へ。
今回の旅は、花の聖地とも言える礼文島と、日本百名山の1 座目、利尻山1721mを歩く4日間。
登山の前後に少し観光も楽しみ、北海道なのでもちろん海産物豊富な食事にも舌鼓を打つという、盛りだくさんの旅です。
2023年7月2日(日)1日目
初日は移動日。礼文島は遠い。飛行機、タクシー、そしてフェリーを乗り継ぎ、礼文島の入口、香深港(かふかこう)へ到着したのは17時前。
長旅の疲れを吹き飛ばしてくれたのは、宿の方の「今日は海が凪いで、久々に雲丹漁があったので、新鮮なバフンウニありますよ!」でした。
ホッケ、タコ、ニシン、イクラ、と、ただでさえ豪華な海産物並ぶ食卓の中心に、キラキラと輝く雲丹の塊が鎮座。やわらかく、舌の上でとろける、産地ならではのウニを堪能した初日でした。
2023年7月3日(月)2日目
花真っ盛りなこの時期の礼文島は、ハイカーだけでなく観光客もたくさんやってきます。混雑を避けるためにも、ちょっと早起きして桃岩展望台ルート7キロへ向かいます。心強い現地ガイドさんが右に咲く花、左に咲く花と次々とその存在を教えてくれます。
遠くに目をやれば隣の利尻山が見守ってくれる絶景の中、レブンウスユキソウの群落、ひょろひょろと背の高いレブンシオガマ、そして満開のイブキトラノオ。1週間で花が変わっていくという礼文島、今回はピンクに染まった大地を楽しめました。
午後は再びフェリーに乗り込み、次の目的地、利尻へ。ご褒美のように、真っ青に晴れ渡った青空、深い深い青色の海、目の前に近づいてくる端正な姿の利尻山。翌日への期待が高まります。
2023年7月4日(火)3日目
この日は日本百名山のひとつ、利尻山登頂へ。10時間以上の長丁場です。
「暑いと水は3リットルあっても足りないかも」と事前に会社のスタッフから忠告されていましたが、この日はひんやりと涼しい曇り空。
「1シーズンに15回は登ってます」という石井さんが今日のガイド。
「暑いと水は3リットルあっても足りないかも」と事前に会社のスタッフから忠告されていましたが、この日はひんやりと涼しい曇り空。
「1シーズンに15回は登ってます」という石井さんが今日のガイド。
ルートを確認し、キャンプ場を出発。時折雨もパラついて、長い登山には逆に涼しくて登りやすい気温。エゾマツ、トドマツの樹林帯、「コマドリが鳴いてるね」「これはクマゲラのドラミングだ」と、野鳥の声に耳を傾けながら快調に足をすすめます。
ハイマツ地帯へ入ると、ようやく遠くに山頂がみえてきます。足元には出会いたかったリシリヒナゲシ、濃い色が特徴的なボタンキンバイと、高山植物の姿も。
5時間半かけてついにたどり着いた頂上は、薄いベールがかかったような幻想的な風景でした。
頂上で記念写真を撮っていると、ふわりと霧が晴れ、特徴的なロウソク岩が姿を現してくれました。
2023年7月5日(水)4日目
最終日は帰るだけ? いえいえハイヤーを貸切、飛行機チェックインの時間ギリギリまで稚内と宗谷岬の観光を楽しみます。
北海道遺産にもなっている稚内港北防波堤ドームの建築を、
帆立貝殻を利用してつくった眩しいほどの「白い道」を歩き、
そして、日本最北端、宗谷岬でお約束の記念写真を撮り、帰路につきました。
冒頭にも書きましたが、「登山、グルメ、観光」と盛りだくさんの4日間。参加者の方々も和気藹々でずっと笑いのたえない楽しい時間でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!